交換留学
日本学科と交換留学プログラム
日本学科は1992年に誕生した。主な研究題目は近代日本の歴史、現在の日本社会・政治・経済に関する。大学院が置かれており、学士課程、修士課程を修めてから博士課程に進学する学生が少なくない。慶應義塾大学を始め、有名な日本の大学と交換留学プログラムが行われている。
ハレ大学との交換留学プログラムは次の特徴がある。
- 個別的なコーディネータによる支援
- 言語交換、オンライン・セミナー
- 当該学科の中、自由にセミナー・講義の選択が可能
- 学期前にも、学期中にも語学講習
- Buddyプログラム(国際交流)
- 個人の事情に応じて、奨学金の授与
参加中の学生のブログ:
- https://blogs.urz.uni-halle.de/mizukaono/
- https://studyinhalle2018-2019.blogspot.com/
- https://japanerinhalle.blogspot.com/
ハレ大学について
マルティン・ルター・ハレ・ヴィッテンベルク大学は500年の歴史と伝統を持つドイツ語圏でもっとも古い大学のひとつである。研究及び教育においてきわめて高いレベルを誇る近代的な総合大学としての位置づけを得ており、現在、学生数は約18000人、250以上の専門課程を持つにいたっている。本学は最新の研究環境を目指しており、なかでも大学に隣接する多くの外部研究施設との強い協力関係は、実践を重視した学生の教育にも非常に有益なものとなっている。例えばハレ・バイオセンターにおける本大学職員、マックス・プランク研究所の研究者、ベンチャー企業の創設者らによる研究が挙げられる。
ハレという町
ハレ市は人口がおよそ23万人の小さな町の雰囲気と1200年の歴史を兼ね備え、オペラや数多くの劇場を備えたドイツ中部にある町である。世界的に有名なゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルにちなんで名付けられたヘンデル音楽祭、ハレ・ジャズフェスなど、音楽愛好者に最適な場所である。
提灯祭、クリスマスマーケットなどの祭が多彩で、どんな季節にも伝統的なドイツ文化が味わえる。
位置、風景、周辺
ハレはザクセン・アンハルト州のザーレ川沿いにあり、ICEで1時間ぐらいでベルリンまで行ける交通至便の立地である。学生にとっては、生活費の安い大学町に住み、休みの間にはベルリン空港や、ハレから電車で10分で着く国際空港を利用してヨーロッパ各都市の見学に出かけられるのも魅力の一つである。
ザーレ川とその支流のウンシュトルト川沿いには、ワインの一大生産地ザーレ=ウンシュトルトが位置する。さまざまなハイキングコースを歩きながら、ハルツ山地の風光絶佳な景色が眺められる。
ハレの周辺は観光地が多彩で、宗教改革の中心として知られているマルティン・ルター町と称されるヴィッテンベルク、ゲーテやシラーなど多くの文化人が集まったヴァイマルが有名である。また、ナウムブルクにある大聖堂は末期ロマネスクの最も著名な建築物である。ハレの先史博物館にネブラ・ディスクが展示されている。その世界最古とされる天文盤は紀元前1600年頃の青銅器時代の遺物であり、ユネスコ記憶遺産に登録されている。